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てまらくよみもの / 主婦・主夫のパート履歴書

履歴書の書き方

主婦・主夫のパート履歴書|働いていない期間があると、採用に不利になる?……いいえ、そんなことはありません。数年ぶりだとしても面接に進める、志望動機と職歴の書き方

・子供が大きくなったから、そろそろ働こうかな……
・事情があって休んでいたけど、少しずつ社会に戻りたいな……

なんて思って、自分がやりたい、興味のある仕事を見つける。
いざ応募……!
とはいえ、履歴書ってどう書けばいいんだろう。
休んでいたから、職歴欄は数年前で止まっている。
正直に書くと「時間ができたから」「少しずつ社会復帰したいから」だけ。
でも、このまま書いたら、履歴書で落とされてしまうんじゃないかな……
そもそも、久しぶりだから、どうやって書けばいいかもわからない。

そう考えて、手が止まることって、意外と誰でもあることだと思います。

実は、ブランクがあるから、内容も読まずに落とされる、なんてことはありません。
でも、正直に時間ができたから……と書くと、別にうちの会社でなくてもいい、と思われてしまうのはあると思います。
じつはちょっとした書き方次第で、自分が不安に思っていた「ブランク」を目立たせず、逆に強みにすることができる。
この記事では、パート応募の志望動機の型と例文、そしてブランクがある職歴欄の具体的な書き方を、順番に見ていきます。

あなたの履歴書を読むのは、こんな人です

パートを募集しているお店や職場は、どんな状況でしょうか。
決まった時間帯に人が足りず、その時間を安心して任せられる人を探している。募集が出ているということは、たいていそういうことです。

そう考えると、採用担当者が履歴書で知りたいことが見えてきます。

「うちが人が足りてない時間に、働いてくれるのかな」
「すぐ辞めないで、長く仕事をしてくれるかな」

こんなところです。
意外に思われるかもしれませんが、仕事をしていなかった期間の長さそのものを問題にするお店は多くありません。
これから、うちの職場で、どう働いてくれるのか。それが一番大事です。
だから履歴書を書くときは、期間が空いていることは正直に書く。
けれど、一番は「いまはこう働けます」「あなたの職場でこんなお役にたてます」というところを、目立たせる書き方にすることです。

書き方の型: きっかけ→この職場を選んだ理由→お役に立てること

志望動機は、この3つを順番に並べます。全部で200〜300字が目安です。

  1. 応募のきっかけ: 「子育てが落ち着き、平日の昼間に働けるようになった」。正直でかまいません。ただし、きっかけだけで終わらせないのが、この型の肝です
  2. この職場を選んだ理由: 「時間ができたから」の続きに、「働くならここで、と思った理由」を一言足します。いつも利用しているお店、前の仕事の経験が活きる、家から通いやすい。どれも立派な理由です
  3. お役に立てること+働ける時間: 過去の仕事の経験でも、暮らしの中で続けてきたことでもかまいません。「あなたの職場でこんなお役に立てます」まで書いて、働ける曜日と時間で締めます

2番と3番は、この穴埋めを自分の言葉で埋めれば形になります。

「(いつも買い物に来ている/前の仕事が同じ〇〇だった)ので、働くならこのお店で、と思いました」

「(前の仕事/暮らしの中で続けてきたこと)の経験があるので、(レジ・お客様への応対・朝の時間帯など)でお役に立てます」

3番まで書けたとき、履歴書は採用する側にとって「うちの職場で働いている姿」が見える一枚になります。

実際に書いてみる

設定は「結婚前に医療事務3年、その後10年は子育て中心。近所のパン屋の販売パートに応募」。型のとおりに書きます。

〇〇ベーカリー△△店は、家族の朝食のパンをいつも買いに来ているお店で、開店と同時に焼きたてが並ぶ売り場が好きです。下の子が小学校に上がって平日の午前から午後に働ける時間ができたとき、働くならこのお店で、と思い応募いたしました。結婚前に3年間、医療事務として窓口での受付と会計を担当していましたので、お客様への丁寧な応対と、混み合う時間帯のレジでお役に立てます。この10年は子育てが中心でしたが、幼稚園の保護者会で会計を2年間担当し、期限のある作業を確実に仕上げる習慣は保ってきました。平日の10時から15時まで勤務でき、長く続けたいと考えています。

(※267字。「〇〇ベーカリー」は架空の店名です)

「時間ができたから」を「働くならこのお店で」という選んだ理由に変え、「お役に立てます」まで書きました。先ほどの採用担当者のふたつの心配に、どちらも答えた一枚です。この履歴書を、想像してみてください。読み返しても、言い訳めいた一文がどこにもありません。書いてあるのは、選んだ理由と、できることと、働ける時間だけ。面接で仕事をしていなかった期間のことを聞かれても、もう身構えなくてすみます。書いたことを、そのまま話せばいいからです。「落とされませんように」と封をする履歴書から、「この時間なら、お役に立てます」と手渡す履歴書へ。そう変わったら、応募のたびに重かった気持ちも、すこし軽くなると思いませんか。

職歴欄はこう書く

仕事をしていなかった期間は、職歴欄では特別な操作をしません。事実をそのまま並べます。

平成〇年4月 株式会社〇〇 入社(医療事務として受付・会計を担当)
平成〇年3月 出産のため退職
以上

退職理由は「出産のため退職」のように簡潔に書けばよい、というのがハローワークの公式の案内です。空白の期間を職歴欄で説明する必要はありません。伝えたいことがあれば、志望動機や自己PRの側で「その間に得たこと」として書きます。

この例文は「パン屋さん宛て」の一枚で、履歴書は誰に宛てて書くかで、選ぶ理由もお役に立てることも変わります。だから、宛て先に合わせた型とお手本が手元にあると、ぐっと書きやすくなります。

この型のとおりに入力欄が並ぶ、無料の履歴書ツールを用意しています。
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よくあるつまずき

Q. 働いていない期間が10年以上。それでも正直に書く?

正直に書きます。年数を短く見せても、あとの手続きで分かりますし、なにより面接であなた自身が苦しくなります。そのかわり、その期間に続けてきたことを1つだけ用意してください。家計の管理、保護者会の役員、家族の介護。暮らしの中の役割は、書き方しだいで「あなたの職場でお役に立てること」の材料になります。用意できたら、志望動機か自己PRに1文で。

Q. 扶養内で働きたい。本人希望欄に書いていい?

働ける曜日・時間帯や扶養範囲内の希望は、シフトを組む側に必要な情報なので、本人希望欄に簡潔に書いてかまいません(例:「扶養範囲内での勤務を希望します。勤務時間は平日10時〜15時を希望します。」)。給与や待遇への細かな希望はここには書かず、面接で相談するのが無難です。特になければ空欄にせず、「貴社の規定に従います。」と書きます。

Q. パートでも職務経歴書は必要?

求人票で求められていなければ、履歴書だけで大丈夫です。過去の仕事の経験を応募先で活かせる場合は、簡単な職務経歴書を添えると心強い一枚になります。書き方は「初めての職務経歴書の書き方」にまとめています。

まとめ: 空白ではなく「これから」を届ける

  • 読み手が見ているのは、期間の長さではなく「うちの職場でどう働いてくれるか」
  • 志望動機は、きっかけ→この職場を選んだ理由→お役に立てること+働ける時間
  • 「時間ができたから」は消さなくていい。「そのとき、ここで働こうと思った理由」まで書く
  • 職歴欄は事実を簡潔に。「出産のため退職」でよい

数年ぶりの履歴書は、過去の説明書ではありません。「これからの平日10時から15時」を届ける手紙です。あなたの働ける時間を待っている職場に、堂々と宛ててください。

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